テラメックスの開発はあくまで顧客と歩調を合わせたパートナーシップが原則です。しかし、それは顧客からの要求をそのまま受け止めた対応策を立案するだけといった、受動態としての役割を果たすことではありません。
自らをひとつの能動態として位置づけ、自発的な企画提案を通して、時代にマッチした製品開発は、お客様との信頼関係で成り立っています。提示されるのは、完成時のスペックだけ。それをもとに私たちは、蓄積した技術情報、調査データを総動員し、独自の開発テーマを探ります。
ときには、顧客の持つ基礎技術を活かしたまったく新しい機器を提案するなど、この作業の中から隠されたニーズを掘り起こし、よりすぐれた処理能力や精度をもつ先進の製品開発に尽力します。
メカトロニクス
製品の骨格となる構造や機能を新しい材料や設計手法を用いてデザインします。近年では、性能や信頼性だけでなく、よりコンパクトな設計も望まれています。
要素技術
各種搬送機構、3次元設計、3Dプリンタ、各種造形設計(樹脂、ダイカスト、プレス、板金)
エレクトロニクス
日々進歩する技術トレンドを最適な状態で活用し、方式検討、部品選定、回路設計、プリント基板計を自社内で一貫して行うことで、より性能と信頼性の高い製品開発を実現しています。
要素技術
アナログ回路設計、高速デジタル回路設計、パターン設計、各種センサー回路、3次元ハーネス設計、マルチコアCPU、FPGA、EMC対策
システム設計・ソフトウエア
ハードウエアの制御、測定演算、通信、ユーザーインターフェースなどのソフトウエアを、自社内で設計・開発しています。高い機能・信頼性はもちろんのこと、より操作しやすく、メンテナンスしやすい設計を心がけています。
要素技術
リアルタイムOS、C++、USBホスト、LAN通信、画像データ処理、QRコード、バーコード、タッチパネルLCD表示、ユーザビリティー設計
光学測定
検体と試薬の反応結果を光学的な手法を用いて測定・演算することで、検体内に含まれる物質を分析します。
要素技術
相対反射率測定、吸光度測定、濁度測定、蛍光測定、極微弱光測定(フォトカウンティン)、定量分析、定性分析、画像処理、画像解析
リキッドハンドリング
検体と試薬の反応を成り立たせるのため、微小液体の分取や撹拌、温度コントロールなどを全自動で行います。
要素技術
微小液体の分取・攪拌・希釈、液面検知、磁性粒子によるB/F分離(撹拌・洗浄)、ノズル等の洗浄、温度制御
信頼されるものづくり
TMK QMS(テラメックス品質管理システム)を効果的に運用し、高品質・高信頼性の製品を製造・アフターサービスします。(写真:製造ライン)